棒切れの先に糸を取りつけ、糸の先に磁石を取りつけ、ペーパークリップを貼り付けた紙のお魚を釣り上げる・・昔からとても簡単にできてとても楽しい、子どものお魚釣りの遊びです。唯一の難点は「そんなにおしゃれじゃない」ことでしょうか。安価に簡単にできるということは、どうしてもぱっと見て棒切れと紙切れに見えるということですから、誰かお客さんが来るとでもなったら、お母さんが「あらあら」と言いながら一番先に押入れに突っ込んで片付けるアイテムです。でも便利な時代になりまして、そんなお魚釣りもおしゃれな木製のおもちゃとして、しかも100円で手に入るようになりました。

うちも上の子のときは、棒切れとタコ糸と磁石で作りましたが、下の子のときはキャンドゥでこれを買いました。なんといっても、ありあわせの棒切れより見た目がよいですね。それに、くるくる回るリールがついているのも惹かれるポイントです。ただ、実際に購入してくるくる回してみると、とても惜しいような気がしました。「回しても巻き上げられないのか・・」と。もちろんそれは承知の上で買ったのですが、ここまでするならあと少しで本当に巻き上げられるリールになるのにな、とムラムラしたので、自分で改造してみました。

とても簡単です。まず釣竿と釣り糸のつなぎ目ですが、単に糸をひと結びして、釣竿の先の穴から抜け落ちないようにしてあるだけです。なので、釣竿の持ち手の方に向けてするすると引っ張り出すことができます。あとは、リールの回転にともなってこの糸が巻き取られるようにすればよいわけです。リールにはもともと、くるくる回すための持ち手の棒がついていますが、この棒1本ではうまく巻き取れないので、もう1本追加でつけます。同じような木製の棒を接着してもよいですが、かなり強固に接着しないと取れやすいと思われたので、棒ではなくてネジにしてみました。リールの木材が割れないように注意しながら、ゆっくりねじこみました。

あとはリールと釣り糸の先を、手持ちのタコ糸でつなぎました。どうせならリールから釣り針(つまり先端の磁石)まで1本の糸にした方が見栄えがよいですが、釣り糸と先端の磁石を分離するのは無理そうだったので、それはあきらめました。見た目は少しごちゃごちゃして、オリジナルの状態におとりますが、これでリールの回転とともに釣り糸を巻き上げることができます。

ちなみに写真に写っている魚は、魚型の箸置きにネジを取り付けて磁石に反応するようにしたものです。さてこの巻き上げ、喜んだのは7歳の長女でした。この歳になると、やはりこのくらいのプラスアルファの面白さがあった方がよいようです。1歳の次女は・・そもそもまだ魚の方をむんずとつかんで磁石に持っていくレベルなので、巻き上げを楽しんでくれるのはもう少し先になりそうです。
追記
この記事を公開しないまま月日が経ち、1歳だった次女は2歳になりましたが、リールに興味を持ち始めると同時にこの改造の難点が発覚しました。「小さい子が巻き上げると絡まりやすい」。大人がやると100発100中問題ないので、どうしてそうなるのか分からないのですが、しばらく熱心に巻き上げようとして放り出したのを見ると、たいていリールの付け根に糸が絡みこんで回らなくなっています。タコ糸が長すぎると特にそうなるので、ぎりぎりまで短くしましたが、まだたまに謎のこんがらがりが生じています。2歳児はまだ「回しても巻き上げられないリール」をくるくる回していた方が幸せなのかもしれません。3歳くらいから、ストレスなく楽しんでくれるといいなと思います。