こんにちは。ブログTsukuttaruを覗いていただき光栄です。このブログを運営しているのは、自称つくったるママ、一般人、二児の母です。結婚と同時に渡米し、アメリカでの出産・育児を経験しました。4年在米ののち帰国し、次女は日本で出産、現在は小学生と0歳児の子育てに奮闘する専業主婦です。このブログでは、子どものために作った個人的ハンドメイドの品々をご紹介し、作り方の説明や完成品の評価をしています。
「ママぁ、これ欲しいこれ買って」
「買わないよ」
「なんでぇ」
「こんなんママがつくったるよ」
我が家ではこうして幾多のおもちゃが作られてきました。おもちゃだけではありません。服、塗り絵、問題集・・・あらゆるものを「つくったる」と、買わずに済ませてきました。作り始めると凝り性なので時間がかかります。子供を寝かしつけたあと夜なべで針やハサミを動かしながら、買ってやる方がよっぽど早かった、ここに費やした時間を時給で考えたら手作りの方がよっぽど高額だ、と毎回ぶつぶつ後悔します。それでも懲りずに作り続けてしまうのは、おそらく、作るのがよっぽど好きなせいでしょう。
けれど「つくる満足を味わう」ことを追求しすぎると、話がぶれます。材料費に糸目をつけず、大がかりな器材の導入を許せば、見場の良い玩具がいくらでも作れてしまうからです。そこで、
- あくまでお安く、
- あくまでママ個人のスキルの範囲内で、
- 実用性と耐久性(そしてできる限りのビジュアル)をそなえた品を作る
ことをモットーにしています。これらの両立はなかなか難しいものです。子供のために作るのですから、手にとって楽しく遊べるものでなければいけません。それでいて子供に渡したら最後、どれだけ苦心して作った作品も遠慮なく握りつぶされ振り回されますから、けっこう頑強に作る必要があります。さらに子供が気に入って長きにわたり愛用してくれると、嬉しい反面ボロボロに成り果てますので、それでも「ゴミ」にならないだけの魅力というべきものが、大事なように思います。
もっとも、こうしたことを考え抜いて作った力作より、パパッとやっつけ仕事でこしらえ与えた玩具の方が子どもの大のお気に入りになる、というのもよくあることですが、そうした顛末や、愛用数年のビフォーアフターも含めて、正直なところを公開し、これから手作りされる方にいくらかでもご参考になればと思います。